更新日 2017年06月13日

永代供養とは

永代供養とは? 永代使用との違いってなに?

永代供養とは、お墓参りをしてくれる人がいない、またはお墓参りに行けない方に代わって、寺院や霊園が管理や供養をしてくれる埋葬方法のことを指します。
「永代」といっても、「未来永劫」という意味ではなく、遺骨の安置期間には一定の期限が設けられています。一般的には、33回忌までを期限とするところが多いようです。
ただ、決まりはなく、各寺院や各霊園によって、17回忌、33回忌、50回忌、または相談で決めるなどバラバラなので、事前にしっかり確認することが必要です。

気になるのは「契約期間が過ぎた遺骨はどこへ行くのか?」多くの場合、合祀されて、他の遺骨と共に永代供養墓などで供養が行われるようです。
これも決まりはなく遺骨を土に埋葬する、遺骨の一部だけを骨壺に入れて残りは土に埋葬するなど、さまざまな方法があるので、これも契約前に確認しておくことのひとつです。

「永代供養」と似た紛らわしい言葉に「永代使用」というものがあります。

永代供養: 寺院や霊園が遺骨を預かり永代にわたって供養すること
永代使用: 永代使用料を払ってお墓の権利を取得し、その土地を永代にわたって使用すること
この2つの言葉は似ているものの、意味することはまったく違います。

永代供養墓のタイプ

永代供養にかかる費用は、納骨の方法や供養の内容などによって異なります。数万円~数百万円までと、かなり差があるようです。
地域差もありますが、東京都内で永代供養をする場合、50万円前後~数百万円ほどかかると言われています。また、永代供養の施設には「屋内型」と「屋外型」があります。

<屋内型>
「納骨堂」と呼ばれるもので、ロッカー型や可動収納型など、さまざまなタイプがあります。見た目は墓地とは異なりますが、家系代々のご遺骨を収蔵するなど、通常の墓地と同じ機能を有しています。

<屋外型>
主に3タイプがあります。

納骨壇型
納骨塔型
合祀型

選ぶ際のポイント

パッと見で並べた時に目につく金額が安かったとしても、~年契約更新とか管理費別途~円などと書かれていて、よくよく比較したら一見安いところが長期的には高い。
なんてこともあり得ますので、内容はじっくり比較検討して、分かりにくい個所はしっかり問い合わせてから決めましょう。
生前は年会費なども定められている霊園もあったりします。
また、最初から合祀墓にするので安価な設定の永代供養プランと、一定年数個別に棚に収めて供養するので比較的高値の供養プランの差もあります。
合祀墓に収めてしまうと、最初から土に還すように供養する方法の為お骨を返却して貰えません。
供養を求める形によって、最初からさっぱり合祀墓にしてしまうか、一定期間は個別の骨壺状態での供養をして貰うかは選択しましょう。

宗派は大丈夫か?

このお寺の雰囲気が気に入った、と思っても永代供養の申し込みの為には入檀(檀家になる)しなければならない場合などもあります。
また、説明に宗派問わずとあっても、それは「これまでの過去の宗派は問いませんが、申し込み後はこちらに入檀してもらう」という内容であったりします。
希望するお寺の宗派が違う場合はしっかりと確認はしておく事を忘れないでください。

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