更新日 2018年02月13日

葬儀の流れ:お葬式の日程や各行事を行う意味とは

葬儀の流れ:お葬式の日程や各行事を行う意味とは

葬儀にはどのような工程があり、何をする必要があるのかについて理解しておくことで、当日のスケジュールをスムーズに進めることができるようになります。
今回はお葬式の日程やそれぞれの行事の工程について細かく見ていきたいと思います。

葬儀の基本的な流れ:ご臨終〜納棺まで

まず病院で逝去された際にはご遺体を霊安室に移し、医師に死亡診断書を発行して貰います。
その後は霊安室から迎えの寝台車を手配し、ご遺体をご自宅、もしくは斎場や専門の安置所へお運びします。
これと並行して葬儀社と打ち合わせをして葬儀の日程や場所をはじめ、式の内容を決めていきましょう。
その後はご自宅か安置所で納棺を行います。

これは亡くなった方の旅支度をする意味が込められており、お化粧や白装束でお旅立ちの身支度を行います。
故人に縁のある品物を棺の中に納めていくことも一般的です。

葬儀の基本的な流れ:お通夜〜精進落としまで

葬儀の基本的な流れ:お通夜〜精進落としまで

元々は故人と親しい方が夜を徹して故人に付き添うことから「通夜」と言われていましたが、今では参列者を迎えて「通夜式」を行うものが中心となりました。
その後は参列された方々に通夜ぶるまい(弔問客と一緒に故人をしのぶ際に食事などを出すこと)を行います。
地方によっては一般の弔問客は読経が終わり次第散会というケースもあります。

その翌日に葬儀と告別式が行われ、故人の冥福を祈って最後のお別れをします。
通夜は故人との思い出をしのぶ儀式ですが、葬儀は親族や知人が故人の冥福を祈り死者を葬る儀式です
(告別式は故人とお別れをする儀式ですが、現在では葬儀と一緒になっているのが一般的です)。
葬儀に参列された方は花を供えてお別れをし、ご遺体は火葬場へ向かっていきます。
火葬が終われば親族で収骨をするまでが葬儀の一般的な流れです。

火葬をする際には火葬許可書が必要になりますが、ここは葬儀社が代行して貰えるケースが多いため分からないこと等があれば葬儀社に問い合わせをして進めていきましょう。

故人が亡くなってから7日後に「初七日法要」という儀式を行いますが、最近では葬儀の当日にまとめて行うことが一般的になりました。
初七日法要を行った後には参列者に精進落としとしてお食事を振る舞います。
来て頂いた方へ感謝の気持ちを伝えましょう。

ここまで紹介したものがご臨終〜精進落としまでの一般的な流れとなります。
亡くなった方によっては宗教的な事情や、その方の希望などがあることから流れが微妙に異なるケースもあります。
今回紹介した内容をベースにして葬儀社や親族と相談しながら計画していくと良いでしょう。

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