更新日 2018年03月06日

葬儀を行う際に準備しておくこと

葬儀を行う際に準備しておくこと

大切なご家族を失われたときの悲しさは計り知れないものがあると思います。亡くなられたご家族との思い出がよみがえり、寂しさに何をするのもままならないものであるでしょう。
しかし、残された遺族は悲しみに暮れている暇もなく、いろいろな対応に追われるというのが実際のところです。特に葬儀は結婚式などとは違い、事前にしっかりと準備しておくということができません。ご家族を失った悲しみの中、慌しく準備に取り掛かるのは大変なことです。
いざというときに慌ててしまうことがないよう、葬儀を行う際に準備しておくことは早いうちから把握しておく必要があります。葬儀を行う際の準備の流れについてご紹介します。
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喪主を決める

喪主は葬儀の代表者で、故人に代わって弔問を受ける人のことです。葬儀を進めるうえで重要な立場になりますので、まず喪主を誰にするのか決めておきましょう。
通夜の前までに決めておくのが一般的です。亡くなった方の配偶者が務めることが多く、配偶者がいない場合は子どもや兄弟など、血縁の濃い順に選んでいきます。
喪主は葬儀全体の主催者という立場でもありますので、高齢者や幼児などが務めることは避けたほうがいいでしょう。

葬儀の形式を決める

葬儀の宗教形式を決定します。仏式、神式、キリスト教式など、故人や家族の宗教に合わせてあらかじめ決めておくといいでしょう。
形式は故人の宗旨に沿うのが一般的です。場合によっては故人の宗派がわからないということもあるかもしれませんので、あらかじめ故人の実家や本家筋に確認を取っておくようにしましょう。

葬儀の規模を決める

喪主や形式が決まったら、次に葬儀の規模を決定します。故人の意向に従い、大勢の弔問客を呼んで盛大に行うのか、ごく親しい近親者のみで行うのかしっかり確認しましょう。
かつては盛大に行えば行うほど故人が極楽往生しやすくなるといわれていましたが、最近ではそのような考え方は少なくなり、ある程度であれば簡略しても問題ないという考えになっています。葬儀の規模は費用にも影響しますので、故人の意向と費用とを考慮して無理のない規模で開催するようにしてください。

葬儀社や式場を決める

葬儀開催におけるご家族の負担を軽減するには、葬儀社に依頼するのが一般的です。
できれば亡くなる前から問合せや事前相談などを行い、もしものときはこの葬儀社に依頼する、と目星を立てておくと、いざというときに慌てずに済みます。
式場については、本来自宅で行うのが一般的でしたが、住宅の大きさや形状によっては葬儀開催に不向き住宅も増えてきております。その際は地域の公民館や寺院又は葬儀専用の貸式場などで行うことも多くなっていますが、手配などが大変です。葬儀社へある程度の条件や希望を伝えると最良の式場を提案して貰え、予約などの手配までしてくれるので式場選びの負担が軽減されます。

寺院・神社・教会などに弔いの依頼をする

葬儀の日程や式場の確保などある程度の予定が立ちましたら、故人の宗派に基づき寺院や神社、教会などの司式者へ葬儀の依頼をします。逝去の報告と同時に司式者の予定を伺い、通夜から告別式などの希望日程をお伝えし、合致したときにはじめて日程が確定します。又その際、読経(仏式の場合)していただく僧侶の人数や戒名の件など葬儀の内容について打ち合わせをします。

寺院・神社・教会などに弔いの依頼をする

以上が葬儀開催までにご家族がしておくべき準備の簡単な流れになります。
葬儀は結婚式などとは違い、いつ行わなければならなくなるか予測がつきにくいものです。あらかじめある程度のことは決めておき、いざというときに慌ててしまうことがないようにしておきましょう。

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