更新日 2018年04月10日

「家族葬」「直葬」「一日葬」小規模な葬儀が選ばれる理由

「家族葬」「直葬」「一日葬」小規模な葬儀が選ばれる理由

現代のお葬式はかつてのように一様なものではなく、「小さくてもその人らしい」という価値観が大切にされています。
小規模なお葬式が選ばれている理由には、どのようなものがあるのでしょうか。

3種類の「コンパクトなお葬式」についてご紹介しながら、それぞれの葬儀形式が持つ特徴や、小規模なお葬式が選ばれる理由についてご説明していきます。

3種類のコンパクトな葬儀

・最期のひと時を家族や友人と過ごす「家族葬」
近年のお葬式は、家族交流の深いご親戚・ご友人など、近親者のみに参列してもらう「家族葬」が一般的になってきました。
従来のお葬式では、遠縁の親族や職場の同僚、隣近所の方など、数十人から数百人にもなる大規模なお葬式を行う場合がありました。

近年の都市部周辺のお葬式事情は変化しており、会場規模や参加人数、お葬式費用をコンパクトにまとめた葬儀のニーズが高まってきているようです。
自らお葬式のスタイルを検討される方の中にも、「最期の時間を本当に大切な人と過ごしたい」「大げさな葬儀で家族に迷惑をかけたくない」といった理由から家族葬を選ばれる方が多くいらっしゃいます。

・葬儀日程を1日にまとめる「一日葬」
親族にご高齢の方が多い場合、従来のように2,3日の日程で葬儀を開催するのは難しいかもしれません。
そのようなご家庭では、葬儀の式次第を1日で執り行う「一日葬」が選ばれます。

一日葬では、葬儀初日のお通夜を行わず、告別式と火葬式、納骨式などの式次第をまとめて執り行います。
お葬式の全日程を1日で完結させるため、参列者の日程的・体力的負担が少ないことが特徴です。
(なお墓地、埋葬等に関する法律 第3条により、葬儀を執り行う際は、ご逝去から必ず24時間の期間を設けなければならなりません。
そのためご逝去後はご遺体を搬送し、ご自宅や霊安所に安置したのち、一日葬を開催します。)

・火葬と告別式のみのシンプルなお葬式「直葬」
直葬とはその名の通り、告別式と火葬のみを執り行うシンプルな形式の葬儀を言います。
宗教儀礼よりも火葬を行うこと自体を重視することから「火葬式」とも呼ばれますが、多くの方は節目の儀式やセレモニーとして告別式を開催されるケースが多いようです。
他のコンパクトなお葬式は日程や規模を小さく抑えることを目的に行われますが、直葬の場合は行事自体が少ないため、全体の葬儀費用が安価なことが特徴。
その分告別式の内容を充実させるなど工夫を施すことができます。

少人数・小規模なお葬式が人気な理由とは?

少人数・小規模なお葬式が人気な理由とは?

かつてのお葬式は、決まった日程や形式の葬儀を催し、親族や知人など大勢の参列者が集うことが常でした。

しかし現代の日本では少子高齢化の影響を受け、必ずしも“多くの参列者を募ること”が正解ではない時代に変化してきています。
葬儀の形式についても、「お葬式らしさ」「宗教らしさ」よりも「自分らしさ」を重視してご自身の旅立ち方を決める方が増えてきています。
規模自体が小さい分、「大好きな音楽を流しながら見送られたい」「宗教儀礼という、よりお別れのための集まりにしたい」など、お好みの演出を取り入れることができる分、コンパクトなお葬式は故人やご家族の「自分らしさ」を実現するのに適しているのです。

現代のお葬式では、ご自身らしい旅立ち方、ご家族を見送るのにふさわしい葬儀のあり方について考えることが大切です。
小規模・少人数でも納得できるお葬式を作り上げるためにも、コミュニケーションを密に取り合える葬儀社を選んでみてはいかがでしょうか。

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