更新日 2018年04月17日

揃えておきたい! お葬式に参列するときに必要になる小物

揃えておきたい! お葬式に参列するときに必要になる小物

お葬式に参列するときは、喪服以外にも身につけるものや持ち物に気を配る必要があります。
単に冠婚葬祭のマナーとしてだけでなく、参列する家の宗派による違いなどもあるため、事前に知識を身に着けておきましょう。
今回はお葬式に参列する際に必要な小物について、各道具の選び方や注意点をご紹介します。

お葬式に必ず持参する持ち物

・香典と袱紗(ふくさ)
お葬式に持参する「香典」は、故人に備える供物であると同時に、お葬式を開く家への”相互扶助”のお金という意味合いがあります。
香典袋をそのまま仕舞って持ち歩くと角が折れてしまったり、水引きが乱れてしまうことがあるため、必ず袱紗(ふくさ)に包んで持参しましょう。
袱紗は和服と併せる一般的な小物ですが、お葬式に持っていくものは黒色・灰色・藍色などの不祝儀用を使います。
四つ折りにして使うもの以外に、一端が袋状に作られた「ポケット袱紗」を用いても構いません。

・枕花や供花
最近では親族や近親者のみで故人を弔う「家族葬」が注目されていますが、そのような場合は香典を集めないこともあります。
お葬式の日程を知らせる訃報通知状に「香典辞退」の旨が記されていたが、どうしても弔意を示したいという場合、お通夜のとき故人の枕元に置く「枕花」などを贈りましょう。
また、祭壇に「供花」を手向けたい場合は、喪主とそのお葬式を取り扱っている葬儀社に連絡を入れるようにしましょう。

・数珠
仏式の宗教儀礼で携えておく数珠は、各宗派によって珠や房の数が異なり、それぞれの宗派の思想や考え方が反映されています。
例えば浄土宗の数珠は、二つの数珠が”メビウスの輪”のように組み合わさった形で、親玉(ひときわ大きい球)もありません。一方、浄土真宗の数珠は、数珠を使って念仏の回数を数えないようにと、親玉が一つしかない作りになっているのです。
他家のお葬式に参列する際は、その家の宗派に合った「本式数珠」を用意するか、どの宗派の葬儀に持参しても失礼のない「略式数珠」を持っていきましょう。

お葬式参列であると便利な小物

お葬式参列であると便利な小物

・予備のストッキング
お葬式はフォーマルな場なので、予備のストッキングを持っておけば、もし伝線してしまった時でも安心です。
なお丈夫で防寒にもなるタイツですが、一般的にはカジュアルな服装として考えられているため、お葬式などの席ではストッキングを選びましょう。

・エプロン
参列者の人数が多くなればなるほど、お葬式の準備や運営は大変になってしまいます。
故人やご家族と親交があった方なら、エプロンを持参しておけば台所仕事や供花の準備など、お葬式の準備を手伝うことができるでしょう。

お葬式に持っていく小物には、それぞれ弔意を示す意図や喪家を労わるための配慮が込められています。
失礼のない小物を揃え、参列者全員が穏やかに過ごせるよう準備をしておきましょう。

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