更新日 2018年05月08日

渡すのはいつ? 香典返しの相場とマナー

渡すのはいつ? 香典返しの相場とマナー

お通夜や葬儀、忌中法要にいただいた香典に対しては香典返しを渡すのがマナーですが、香典返しの相場や返す時期といったマナーについてはあまり知られていません。
うっかり失礼になってしまうこともあるかもしれないので、香典返しの相場や渡し方のマナーについて知っておきましょう。

香典返しをする時期はいつ?

香典返しとは、お通夜、葬儀から忌明け法要の間に故人に香典をお供えしていただいた人に、「忙しい中ありがとうございました」「無事に法要が終わりました」という報告を兼ねてお返しをすることです。
香典返しの時期は、忌明けの法要後から1か月以内が目安とされています。

忌明けの時期は宗教によって異なり、仏教なら四十九日、神式なら五十日祭、カトリックは亡くなって30日目の追悼ミサ、プロテスタントなら1か月後の昇天記念日が忌明けで、それから1か月間が香典返しを渡す時期です。
香典返しには法要が終了したという報告の意味が込められているので、忌明け法要の当日に渡すのではなく、後日改めてお礼状とともに渡すのが本来のマナーです。

ただし、最近では通夜や葬儀当日に渡すケースも増えています。この場合は一律で2,000~3,000円のものを渡し、高額な香典をいただいた人には忌明け後に改めて、金額に応じた品物を渡します。

香典返しの相場やふさわしい品物は?

香典返しの相場は、いただいた香典の3分の1から半額程度となっています。
香典の相場は故人との関係性で決まることから、いただく金額がバラバラであることが一般的。返礼の品は3段階ほど用意して、いただいた香典の額に合わせて渡すようにします。
特に高額の香典をいただいた人には別にお礼を用意しましょう。
葬儀はお祝いごとではないので、返礼の品は不幸が繰り返されないよう「消えもの」を贈るのがマナーです。
一般的には海苔、お茶、お菓子などのほか、タオルや石鹸といった実用的なものを選びますが、最近はカタログギフトも増えています。

香典返しを辞退した相手へはどうする?

中には遺族への配慮や、会社など数人でまとめて香典を出した関係から「返しは不要です」と香典返しを辞退される人もいます。
香典返しをしない場合でも、お礼状は必要です。また、香典返しを辞退した人が身内ならありがたく気持ちを頂戴しておき、お礼の気持ちはお中元やお歳暮で表すといいでしょう。
身内以外の人なら、全員に行き渡るようなお菓子の詰め合わせがおすすめです。

香典返しを辞退した相手へはどうする?

香典返しは「法要が終わりました」という報告を兼ねているので、忌明け法要が終わってから1か月の間に渡すのがマナーです。
相場は香典の3分の1から半額程度となっています。香典返しの辞退があった場合でも、忌明けのお礼状は送ります。
その上でお礼をするなら、身内ならお中元やお歳暮を利用して、身内でないなら全員に行き渡るようなお菓子を渡すようにするといいでしょう。

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