更新日 2018年06月05日

セレモニーホールだけじゃない! 葬儀を行う場所の種類

セレモニーホールだけじゃない! 葬儀を行う場所の種類

葬儀を行う場所として、近年ではセレモニーホールと呼ばれる専門の施設が主流になってきていますが、他にも選択肢はいくつかあります。それぞれに異なった特徴があるので、葬儀場を選ぶ際には事前にその特徴を押さえておくと便利です。

ここでは、葬儀を行う場所における詳しい特徴や注意すべき点についてご紹介します。

葬儀を行う場所とそれぞれの特徴

1.民営の斎場・葬祭会館

セレモニーホールと呼ばれることが多く、葬祭業者が葬儀や法事を行うために持っている施設です。
利用するには、セレモニーホールの運営者である葬祭業者に葬儀を依頼することが、施設を借りるための条件となります。
葬儀・法事の専門施設だけあって設備が充実しており、宿泊や会食などのサービスを選べる施設も少なくありません。
立地条件が良く、駐車場も広い施設が多いので、たくさんの参列者が訪れる大規模な葬儀に向いているのがメリットです。
注意すべき点としては過剰なサービスやオプションがあったり、施設を運営するための経費が費用に組み込まれているケースがあり葬儀費用が割高になる傾向です。

2.自治体や地域の公共施設

地域によっては、火葬場と葬儀場を併設していたり、公民館やコミュニティセンターを葬儀場として貸し出ししていたりする自治体もあります。火葬場と葬儀場が併設されていると、移動による時間や体力のロスが少なくて済むというメリットがあります。また、費用も民営の施設に比べて安いケースがほとんどです。ただし、その地域に住む人しか利用できなかったり、自治体によってさまざまな条件があったりするので、事前に調べておくといいでしょう。

3.寺院などの宗教施設

通夜や葬儀を行うことができる寺院や教会も存在します。基本的には、その宗教施設の檀家や信徒であることが貸し出しの条件です。都市部では、本堂とは別に葬儀場を運営している宗教施設がよく見られ、他の宗教でも貸し出し可能である施設も多数あります。
宗教施設ゆえの格調高い空間で、ご先祖様に見守られながら故人をゆっくり見送りことができるのがメリットです。しかし施設によっては駐車場が狭かったり、交通の便が悪かったりするので、参列者の数が多い場合は注意が必要です。

4.自宅

以前は葬儀の場所として主流であった自宅ですが、最近は核家族化や集合住宅に住む人が多くなった影響もあり、減少傾向にあります。しかし、住み慣れた自宅から故人を見送りたいと願う人も根強く存在します。会場を借りる必要がない分費用を抑えることができ、時間の制限がないのがメリットです。
自宅葬の場合、最低6帖ほどのスペースを確保できれば葬儀は可能ですが、参列者の数によってはもっと広いスペースが必要になります。また、棺や参列者の出入りで自宅付近が騒がしくなることが予想されるので、ご近所への配慮も必要です。

セレモニーホールだけじゃない! 葬儀を行う場所の種類

葬儀を行う場所は数多く存在し、選ぶ会場によってメリット・デメリットも大きく変わってきます。大切なのは、どのような葬儀をしたいのか故人やご遺族の意向をしっかりまとめ、希望のスタイルに合った会場を選択することです。

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