更新日 2018年08月07日

葬儀のときに何をすべき? 葬儀全体を取り仕切る「喪主」の役割とは

葬儀のときに何をすべき? 葬儀全体を取り仕切る「喪主」の役割とは

葬儀は家族や親族が参列者とともに故人を送り出す儀式のこと。喪主というのはこの儀式全般を取り仕切る責任者にあたります。
喪主には多くの役割が与えられており、混乱の無いよう葬儀社と相談しながら冷静に葬儀を進行していく必要があります。
この記事では、葬儀の際に喪主に与えられる役割について紹介します。

喪主はまず葬儀社と打ち合わせをする

まずは葬儀をするにあたって葬祭会社に連絡を取り、葬儀のプランを決定していきます。
スケジュールのことだけでなく、火葬場の場所や移動方法、さらに予算や遺影の準備などについても綿密に打ち合わせをしておきましょう。

葬儀の案内をするのも喪主の仕事

喪主は、生前故人と関わりがあった人に連絡をする必要があります。新聞等に訃報を出した上で、親族や関わりのある会社などには直接連絡を取って葬儀の予定を知らせます。
家族葬をするのなら、連絡をするのは親しい親族や故人と親しい友人などにとどめます。
こういったときには「誠に勝手ながら、故人の遺志により葬儀は近親者のみで行ないます」という文言を付けて訃報を出しましょう。

通夜や葬儀、告別式での喪主の役割

通夜では、喪主は弔問客をお迎えします。このとき、喪主は弔問客の応対のみに専念できるよう、受付や接待の役割は親族や近しい人にあらかじめ振り分けておくことが大切です。
葬儀や告別式の際にも、同じように役割を指示し、喪主は弔問客の応対のみに集中すると良いでしょう。
葬儀や出棺の際には参列者に向けて挨拶をします。多くの参列者がいるため緊張してしまうこともあるかもしれませんが、あらかじめ読み上げる文章を用意しておくなどして冷静に振る舞いましょう。

葬儀を終えたあとの喪主の役割とは

葬儀が終わると肩の荷が下りたように思えますが、葬儀のあとにも喪主にはさまざまな役割があります。
家族葬であれば、訃報をお知らせしなかった方や参列されなかった方に、葬儀が無事行われた旨をはがきで報告します。
弔問客に対しては、忌明けのあとに香典返しを用意しましょう。
最近では、葬儀の際に返礼品と一緒に香典返しを渡してしまうことも多いので、どういった形式をとるべきか葬儀社と相談して決めると良いですね。
亡くなってから49日前の都合のいい日に四十九日法要をし、以降は一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌、三十三回忌の弔いをします。
葬儀後には菩提寺と連絡を取りながら、お墓の用意も進めていくようにしましょう。

逝去にともなう諸手続きも喪主の仕事

喪主を務める人というのは法律上の相続人にあたることが多いもの。
逝去後には相続に関する手続きを進めていきましょう。
さらに、役所や保険関係の手続きもしておかなければなりません。
故人の預貯金や財産の整理、各種名義変更、保険の返還や申請のほか、故人の確定申告やマイナンバーの返還なども忘れずに行なっておきましょう。

天台宗の葬儀での焼香の回数・線香の数

喪主の役割は非常に多いものですが、葬儀社が寄り添って手厚くサポートしてくれることがほとんどなので心配はいりません。
周囲の方の協力を仰ぎながら落ち着いて対処し、無事に故人を送り出しましょう。

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