更新日 2018年09月04日

葬儀が終わった後、遺影はいつまで飾っておくべき?

葬儀が終わった後、遺影はいつまで飾っておくべき?

通夜や葬儀の際に祭壇に飾る遺影。葬儀が終わった後は「いつまで」「どこに」飾っておけばいいのか悩む方も多いのではないでしょうか。
遺影は祭壇に飾ることを前提にしているためサイズが大きく、家に飾ったり保管したりというのが難しいと思います。
ここでは、葬儀が終わった後に遺影を飾る一般的な期間や場所、また処分の方法などをご紹介します。

遺影は四十九日まで後飾り壇に飾るのが一般的

一般的に、遺影は葬儀終了後、遺骨や位牌などと一緒に「後飾り壇(関西では中陰壇と呼ばれる:遺骨や位牌などを安置するための祭壇)」に飾ることになります。
四十九日の間は、遺骨や位牌、供物、花などと一緒に遺影をその祭壇に飾り、故人を供養します。
家に仏壇がある場合はそこを祭壇にすることもありますが、ない場合は二段か三段の祭壇を後飾り壇とすることが一般的です。
四十九日が過ぎ、納骨が終われば後飾り壇は不要となり、盆や法事で使用しないのであれば、遺影はこのとき処分できるようになります(盆や法事で使う場合は保管しておきましょう)。

遺影は仏具ではないため処分の方法は自由

遺影は仏具ではないため処分の方法は自由

遺影は仏具ではないため、処分のために「寺に持っていき供養してもらう」などのようなことをする必要は原則ありません。
とはいえ、故人の写った写真ですから普通のゴミとして捨ててしまうのは忍びないでしょう。
そうする必要はありませんが、お寺や神社に持っていき供養をお願いすることも可能ですので、処分に困った方は検討してみましょう。
また、庭で故人の冥福を祈りながら焼却するという方法もあります。
前述の通り遺影は仏具ではありませんので、処分についてはそれほど神経質にならず、後悔や心配の残らない処分方法を自分で考え行うようにしましょう。

遺影は仏具ではないので、葬儀や四十九日が終われば、基本的にどのように扱うかは自由です。
飾る場所がなければ処分をしてもいいですし、故人の面影を常に感じていたいのであれば仏壇や壁に飾っておいてもいいでしょう
(仏壇に飾る際は上の方ではなく下の方に飾るようにします。
上の方に飾るとご先祖様を見下しているという意味合いになるからです)。

飾る場所がなく、処分もしたくないというのであれば、保管用のアルバムやファイルに遺影をしまっておくという方法もあります。
その際はカビや色あせが出ないよう気をつけるようにしてください。

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