更新日 2017年07月03日

お香典について

香典は通夜か葬儀の時に持参する

香典は、通夜か葬式のどちらかに持参します。両方に参列する場合は通夜に渡す人が多いようです。
通夜や葬儀にどうしても参列できない場合は、香典を郵送してもかまいません。香典を不祝儀袋に包み、現金書留の封筒に入れて、お悔やみの手紙と一緒に送ります。

表書きのしきたり


香典を包む不祝儀袋の表書きは、宗教によって異なります。
仏式では「御霊前」「御香典」「御仏前」、神式では「御玉串料」「御榊料」、キリスト教では「御花料」などとします。前提としては、先方の宗教を確認しなくてはならないのですが、急な訃報や、やむを得ない理由で宗教を確認できない場合、表書きを「御霊前」とした香典を持参しても許されるという解釈もあります。
自分の名前は「涙で墨が薄くなる」という意味から薄墨で書くのが正式です。※宗派が浄土真宗であれば「御仏前」が一般的です
また、香典の額に見合う不祝儀袋を選ぶことも大切です。金額が多い場合は、双銀(銀1色のこと)の水引や大判のものなど、豪華な袋を使います。香典に使うお札は綺麗なものを、軽く折り目をつけてから包みます。

○包む金額によって、袋の格を上げる
包む金額が5千円以下なら、水引が印刷された略式の袋、1万~2万円なら黒白の水引の袋、3万~5万なら双銀の水引の袋、10万以上は大判でひだ折りのある袋がよい。

○宗教によって水引きの色が違う
水引は結びきりで、仏式は黒白か双銀(銀1色)、神式は黒白か双白(白1色)や双銀。キリスト教式は白無地の封筒でもよい。

○水引の下に薄墨で名前を書く
自分の名前を水引の下の中央にフルネームで書く。ボールペンや万年筆は避け、薄墨の筆ペンか筆で書く。

○裏面
裏面は、上の折りを下の折りにかぶせて水引をかける。慶事と逆になる。

○中袋
中袋の裏に、金額、住所、氏名を必ず書く。金額は訂正ができない様、漢数字(壱、弐、参)で書く。
例)金壱萬円、金五仟円など

香典はいくら包む?

香典の金額は、故人や遺族との関係の深さ、包む側の年齢や社会的地位、葬儀の規模、他方のしきたりによってちがってきます。
一般的には、付き合いが深いほど多めに包みます。また、一家の主人が亡くなった場合なども多めに包みます。ただし、多ければ良いというものではなく、遺族が香典返しで悩まない程度の金額にします。

※あくまでも相場ですので困った時の目安としてください

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